現・海津市海津町内記地区にかつて内記城という城があったそうです
1966年に大類伸さんが著した「日本城郭全集7」によると、築城者は内記平太行遠という人だったと記載されており、内記行遠は永保元年(1074)〜永歴元年(1160)に生存したと伝えられているのでその間に築城したようです
行遠の父・内記平太政遠は「保元物語」「吾妻鏡」「神皇正統記」等に登場する名将であり、青墓長者大炊や源為義の愛妾、鷲巣玄光真遠と兄弟で、鷲巣真遠は平治の乱で敗れ、東国に落ちていく源義朝(源頼朝の父)を内海の長田忠致(源義朝を暗殺した人物)の所まで送り届けた人だそうです
海津市内記地区には城の遺構はありません

地区内には大きな新明神社があります
部落内の建物は、川沿いだからか立派な石垣があります

道も細く入り組んでいて、部落全体で敵を防いでいる感じですね
